こんにちは!
鶴瀬あおぞら歯科クリニック院長の藤原仁です!
さて、皆さんは歯磨きだけでは取れない汚れがあるのをご存知ですか?
「歯磨きをしてたら歯の汚れって取れるんじゃないの?」
実は歯磨きだけではとれない汚れがあるんです・・・それがバイオフィルムです!
バイオフィルムについて聞いたことが無い方もいらっしゃると思いますので、
まずはバイオフィルムの解説をさせていただきます。
バイオフィルムとは?
バイオフィルムとはお口の中の巣のようなものです。歯には数千億の細菌が住んでおり、その細菌が歯につくと、ほかの菌がどんどん集まってきて集合体になります。この集合体は外からの攻撃から身を守るためにバリアをはります。一度バリアをはると歯磨き粉などの薬剤の効果は1/250程度になるという報告もあります。そうすると、プラーク(歯垢)は歯磨き粉などの薬剤のみでは除去できずに機械的に除去しなければいけなくなります。バイオフィルムを壊して、浮遊細菌状態に変化させれば、洗浄剤の効果が十分に発揮できるようになります。
例えて言うならば、
台所のパイプのぬめり
池の水中の石のこけ
のようなものです。
つまりお口の中では、汚れがたまるとプラーク(歯垢)がバイオフィルムになるのです。
これを読んで皆様どのように感じていらっしゃいますでしょうか?
もしご自宅の台所のパイプがぬめぬめしたらぬめりって気になりませんか?
ほとんどの方が掃除すると思います。こまめに掃除しないとまた新たにぬめりが発生します。
掃除しないと発生する状態、これがご自身のお口の中でも現在進行系で起こっているのです。
そしてこのバイオフィルムがむし歯や歯周病の原因になるのです。
「でも歯磨きだけでは落とせないんですよね?落とせないんだったらどうしようもないんじゃないでしょうか?」
そのように感じる方もいると思います。
どうしたらバイオフィルムを落とすことができるのか?
歯科医院の歯科衛生士による定期的な予防処置で落とすことができます!
専門の機械を使って、バイオフィルムを根こそぎ取り去ることができるのです!
「専門の機械を使って取り去るってなんだか痛そう・・・。」
定期健診にお越しいただくことで、このバイオフィルムを落とすことができます。
富士見市の歯医者「鶴瀬あおぞら歯科クリニック」では、なるべく歯を抜かない、歯を残すための予防処置を歯科衛生士を中心に行っています。ご自身の天然の歯はとても大切なので、一緒に多くの歯を残すための歯科治療を行っていきましょう!
鶴瀬あおぞら歯科クリニック 院長 藤原 仁