こんにちは!
富士見市の鶴瀬駅前歯科クリニック 院長 藤原仁です。
突然ですが、皆さんはいつからお子様の虫歯予防をした方が良いかご存知でしょうか?
これは患者様から非常によく聞かれる質問です。
下記の3つから選んでみて下さい。
A 治療可能な3、4歳
B 乳歯の生える1歳半から
C 生まれる前から
正解は・・・Cの生まれる前からです!
「えっ、産まれてくる前の子供にどうやって予防したら良いの?」
と、当然お考えになると思います。
実は、おかあさんからお子様へ、食べ物を噛みあたえたり、同じスプーンを共有したりすることでむし歯菌がうつってしまうのです!あと、少し怖い話ですが、もしもおかあさんがひどい歯周病だった場合には、早産や低胎児出産のリスクがあるのです。
そのためにも、お子様が産まれる前の妊娠中こそ、一度、お口の中をチェックしに行くことをおすすめします!
ただ、そうは言っても、
「つわりがひどくて1人では動くことができない」
「忙しくてそれどころではない」
「大変な時期なのに汚れていたら怒られるんじゃないか」
と思っていませんか??
そんなことはありませんのでご安心ください!
みなさんが、ご不安に思っていることを、ぜひ歯科衛生士にご相談ください!
つわりの時にも、比較的気持ち悪くなりにくい歯ブラシの仕方など、ポイントをお伝えさせていただきます!
子供の歯はいつできるの?
実は、おかあさんのおなかの中で、もう赤ちゃんの歯ができ始めています!(最初に生えるこどもの歯は胎生7週、最初に生える大人の歯は胎生4か月からでき始めます)
妊婦期間の口腔内環境の変化とは?
・歯周病:妊婦さんの歯肉炎は約半数以上なんです。そしてホルモンバランスの変化や食生活の変化で歯周病になりやすいです。また、著しい歯周病は早産や低胎児出産のリスクがあります。
・虫歯:つわりにより口腔内の環境がわるくなったり、間食が増えることなどが重なり、虫歯になるリスクが高まります。
つわりの時のブラッシング方法とは?
・体調の良い時に磨く。
・ながら磨きをする。
・小さめの歯ブラシを使う。
・奥から前にかきだすように磨く。
・顔を下に向けて磨く。
・ニオイの強い歯磨き粉を大量に使わない。
・吐き気があるときは、無理に歯磨きせず、ブクブクうがいをする。
・砂糖不使用(キシリトールなど)ガムをかむ。
また、妊娠時は歯肉が浮腫性に膨張することが多く、歯肉に擦過傷や出血しやすくなっているので、通常よりもやわらかめをおすすめすることが多いです。そして歯肉の炎症が落ち着いてきましたら通常の硬さに戻します。
富士見市の歯医者「鶴瀬あおぞら歯科クリニック」では、お口のお悩み相談も承っております。
「妊娠中だが、なかなか歯医者に行けなくて困っている」「出産を迎えるにあたり、どのように口腔ケアを行っていったら良いか知りたい」など、お気軽にご相談ください。
鶴瀬あおぞら歯科クリニック 院長 藤原 仁